
IDEA
IDEA研究では、補助化学療法を3ヵ月に短縮しても6ヵ月と同等の効果(非劣性)があるかを検証するために、6つのPhase 3試験(TOSCA、SCOT、IDEA France、CALGB/SWOG 80702、HORG、ACHIEVE)を統合して解析された。
全集団としては非劣性が証明されなかったが、CAPOX使用例、特に再発低リスク例においては3ヵ月投与と同程度の再発抑制効果を示した。一方、FOLFOX使用例、高リスク例では6ヶ月の治療が望ましい。本副作用軽減の観点からも、治療選択は患者のリスク分類、レジメンの選択、生活の質を考慮した個別化が推奨される。
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IDEA研究を構成する試験
ACHIEVE(日本)
SCOT(英国、デンマーク、スペイン、スウェーデン、オーストラリア、ニュージランド)
TOSCA(イタリア)
IDEA France(フランス)
HORG(ギリシャ)
SWOG 80702(米国) |