【大腸がん:術後治療(PFS)】「5-FU持続静注+ロイコボリン」vs「5-FU急速静注+ロイコボリン」

切除可能な大腸がんと診断された人が手術後の補助化学療法療法として「5-FUロイコボリン」を考える場合、「5-FU持続静注」を選択することで、「5-FU急速静注」を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

奏効率は「持続静注」治療を受けることで、14.4%から32.6%に向上(p=0.0004)。

グレード3または4の有害事象は、「持続静注」治療を受けることで、23.9%から11.1%に減少(p=0.0004)。特に重度の顆粒球減少(7.3%→1.9%)、下痢(7.3%→2.9%)、粘膜炎(7.3%→1.9%)に減少。

【発表】

1997年2月1日

【原著】

J Clin Oncol. 1997;15:808-15. [PubMed: 9053508]