【悪性黒色腫:一次治療(OS)】「ヤーボイ+ダカルバジン」vs「ダカルバジン」

遠隔転移を有する悪性黒色腫と診断された人が初めての治療を考える場合、「ダカルバジン」治療に「ヤーボイ」の上乗せを選択することで生存期間の延長が期待できる。「ヤーボイダカルバジン」治療を受けた人の1年生存率、2年生存率、3年生存率は、47.3%(vs 36.3%)、28.5%(vs 17.9%)、20.8%(vs 12.2%)であった。

ダカルバジン」治療に「ヤーボイ」の上乗せを選択することでグレード3または4の有害事象を経験するリスクが27.5%から56.3%に増加する。

【発表】

2011年6月5日

【試験】

Phase 3〔NCT00324155

【試験参加国】

米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、チェコ、フランス、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ロシア、南アフリカ、スペイン、スイス、ウクライナ、英国

【原著】

N Engl J Med. 2011;364:2517-26. [PubMed: 21639810]

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