【ALK陽性肺がん:一次治療(PFS)】「アレセンサ」vs「ザーコリ」

J-ALEX(Lancet)                         

ALK融合遺伝子陽性非小細胞肺がんと診断された人が初めてALK阻害薬治療を考える場合、「アレセンサ」治療を選択することで、無増悪生存期間の大幅な延長が期待できる。

試験では、「ザーコリ」治療を受けた人の無増悪生存期間は10.2ヵ月であったのに対し、「アレセンサ」治療を受けた人は試験期間中に半数以上が増悪なく生存していた。

グレード3または4の有害事象は、「ザーコリ」治療を受けた人の52%、「アレセンサ」治療を受けた人の26%に発現した。「ザーコリ」治療を受けた人の74%が有害事象のため投与が中断され、20%が投与を中止した。「アレセンサ」治療を受けた人の29%が有害事象のため投与が中断され、9%が投与を中止した。

【発表】

2017年5月10日

【試験名】

J-ALEX(Phase 3)〔jRCT2080222267

【試験実施国】

日本

【原著】

Lancet 2017; 390: 29–39. [PubMed:28501140]

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