【大腸がん:手術(PFS)】「腹腔鏡下手術」vs「開腹手術」

JCOG1107(Ann Surg Open)                    

根治切除不能かつ症候性の転移性大腸がんと診断された人が原発巣の手術を考える場合、「腹腔鏡下手術」を選択しても「開腹手術」を選択した場合に劣らない無増悪生存期間が期待できる。

手術時間(中央値)は「開腹手術」で2時間28.5分、「腹腔鏡下手術」で3時間26分であった。出血量(中央値)は「開腹手術」で44mL、「腹腔鏡下手術」で25.5mLであった。「腹腔鏡下手術」を受けた1%の人が再手術を要し、「開腹手術」を受けた2.2%が術後に亡くなった。

【発表】

2025年6月2日

【試験名】

JCOG1107(Phase 3)

【試験参加国】

日本

【原著】

Ann Surg Open. 2025 ;6:e580. [PubMed:40557341]

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