【胆道がん:術後治療(3年OS)】「S-1」vs「経過観察」

JCOG1202/ASCOT(Lancet)                   

切除可能な胆道がんと診断された人が手術後の治療を考える場合、「S-1による補助化学療法」を選択することで、生存期間の延長が期待できる。経過観察を選択した人の3年無再発生存率は50.9%であったのに対し、「S-1」療法を受けた人の3年無再発生存率は62.4%であった。

S-1」治療の主なグレード3-4の有害事象は、好中球数減少(14%)および胆道感染(7%)であった。

【発表】

2023年1月21日

【試験名】

JCOG1202/ASCOT(Phase 3)〔UMIN000011688

【試験実施国】

日本(札幌厚生病院、北海道大学病院、手稲渓仁会病院、東北大学病院、栃木県立がんセンター、自治医科大学附属病院、埼玉県立がんセンター、国立がん研究センター東病院、千葉県がんセンター、千葉大学医学部、国立がん研究センター中央病院、杏林大学医学部附属病院、国立国際医療研究センター病院、東京女子医科大学附属病院、がん研究会有明病院、帝京大学医学部附属病院、東海大学医学部附属病院、神奈川県立がんセンター、北里大学医学部附属病院、横浜市立大学附属市民総合医療センター、新潟県立がんセンター新潟病院、富山大学附属病院、金沢大学医学部附属病院、静岡がんセンター、愛知県がんセンター、近畿大学病院、大阪国際がんセンター、大阪医療センター、関西医科大学附属病院、神戸大学医学部附属病院、四国がんセンター、高知医療センター、九州がんセンター、九州大学病院)

【原著】

Lancet 2023; 401: 195–203.  [PubMed: 36681415]

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