
JO21095(Breast Cancer Res Treat)
遠隔転移を有するHER2乳がんと診断され、アンスラサイクリン系製剤を含む化学療法を受けたことがある女性が次の治療を考える場合、「ドセタキセル」単剤治療に「カペシタビン」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。
グレード3以上の有害事象は、「ドセタキセル+カペシタビン」治療を受けた74%の人が経験し、「ドセタキセル」治療を受けた人の76%が経験した。グレード3以上の有害事象について治療間の差は、「カペシタビン」を追加することで手足症候群が0%から7.3%に増加、倦怠感は10.0%から2.4%に、末梢浮腫が7.5%から1.2%に減少。
【発表】
2016年12月22日
【試験名】
JO21095(Phase 3)
【原著】
Breast Cancer Res Treat. 2017 ;161:473-482. [PubMed:28005247]
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