KarMMa(NEJM)
免疫調節薬、プロテアソーム阻害薬、抗CD38抗体を含む3ライン以上の治療歴がある多発性骨髄腫128人が「CAR-T細胞 アベクマ」治療を受けた結果、73%の人が治療に奏効し、8.8ヵ月増悪なく生存できた。
「CAR-T細胞 アベクマ」治療を受けた91%の人が好中球減少、70%の人が貧血、63%の人が血小板減少を経験した。サイトカイン放出症候群は84%の人が経験し、グレード3以上のものを経験した人は5%であった。18%の人が神経毒性(グレード3:3%)を経験した。
【発表】
2021年2月25日
【試験名】
KarMMa(Phase 2)〔NCT03361748〕
【試験参加国】
日本(東京大学医学部附属病院、自治医科大学附属病院、日本赤十字社医療センター、東京女子医科大学病院)、米国、ベルギー、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン
【原著】
N Engl J Med 2021; 384:705-716 [PubMed: 33626253]
【さらに詳しく】
- 再発・難治性多発性骨髄腫に対するイデカブタジェン ビクルユーセル〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 多発性骨髄腫へのide-celのCAR-T細胞療法、奏効率70%超/NEJM〔ケアネット〕
- CAR-T細胞療法は多発性骨髄腫の持続的な奏効をもたらす〔海外がん医療情報リファレンス〕
- 治療歴が多い再発・難治性多発性骨髄腫にBCMA標的のCAR-T細胞療法idecabtagene vicleucelは深い奏効と持続的な効果を示す【EHA2020】〔日経メディカル〕
- ハイリスクの再発・難治性多発性骨髄腫患者でもCAR-T細胞療法idecabtagene vicluecelは深く持続的な奏効を示す【ASH2020】〔日経メディカル〕
- 65歳以上の再発・難治性多発性骨髄腫にもidecabtagene vicleucelは安全で臨床的効果を示す【ASH2020】〔日経メディカル〕
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