【レジメン図鑑】キイトルーダ+カルボプラチン+ペメトレキセド|肺がん:一次治療

キイトルーダペメトレキセドカルボプラチン(またはシスプラチン)」治療 は、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」として選択でき、肺癌診療ガイドラインでは、「PD-L1 TPS 50%未満または不明で、PS 0-1症例に対して、プラチナ製剤併用療法にPD-1/PD-L1阻害薬を併用するよう推奨する」と評価されている。

【効能・効果】

切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

1.   国際共同第Ⅲ相試験(KEYNOTE-189試験)

化学療法歴のない、EGFR遺伝子変異陰性及びALK融合遺伝子陰性の切除不能な進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺癌患者616例(日本人10例を含む)を対象に、本剤200mg、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法を対照とした二重盲検試験で検討された。両群とも、プラチナ製剤(シスプラチン又はカルボプラチン)は担当医師が患者ごとに選択し、投与は最大4コースまでとした。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤とペメトレキセドナトリウム水和物の併用投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法はプラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法と比較して、OS及びPFSを有意に延長した。

注) 本剤200mg、ペメトレキセドナトリウム水和物500mg/m2、シスプラチン75mg/m2又はカルボプラチンAUC 5mg・min/mL相当量の順に3週間間隔投与(各コースの1日目に投与)で4コース投与後、本剤200mg及びペメトレキセドナトリウム水和物500mg/m2をQ3Wで投与した。
注) プラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物500mg/m2、シスプラチン75mg/m2又はカルボプラチンAUC 5mg・min/mL相当量の順に3週間間隔投与(各コースの1日目に投与)で4コース投与後、プラセボ及びペメトレキセドナトリウム水和物500mg/m2をQ3Wで投与した。

キイトルーダ 添付文書 17.臨床成績」より引用

【承認の根拠となった試験結果】

KEYNOTE-189試験

【ガイドラインにおける評価】

PD-L1 TPS 50%以上

■ 全身状態良好(PS 0-1)なPD-L1 TPS 50%以上に対する一次治療において薬物療法は勧められるか?

  • プラチナ製剤併用療法+PD-1/PD-L1阻害薬を行うよう推奨する。
    〔推奨の強さ:1,エビデンスの強さ:B,合意率:85%〕

肺癌診療ガイドライン 2020年版』より引用

■PS 2のPD-L1 TPS 50%以上に対する一次治療において薬物療法は勧められるか?

  • プラチナ製剤併用療法+PD-1/PD-L1阻害薬を行うよう推奨するだけの根拠が明確ではない。〔推奨度決定不能〕

肺癌診療ガイドライン 2020年版』より引用

PD-L1 TPS 50%未満,もしくは不明

■ プラチナ製剤併用療法を受ける場合にPD-1/PD-L1阻害薬の上乗せは勧められるか?

  • PS 0-1症例に対して,プラチナ製剤併用療法にPD-1/PD-L1阻害薬を併用するよう推奨する。
    〔推奨の強さ:1,エビデンスの強さ:B,合意率:78%〕
  • PS 2症例に対して,プラチナ製剤併用療法+PD-1/PD-L1阻害薬を行うよう推奨するだけの根拠が明確ではない。
    〔推奨度決定不能〕

肺癌診療ガイドライン 2020年版』より引用

【用法・用量】

通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。

キイトルーダ 添付文書 6. 用法及び用量」より引用

【承認取得日】

2018年12月21日

【処方数(2019年度、入院のみ)】

5,459名(743施設)

【主要文献】

  1. N Engl J Med. 2018 ;378:2078-2092. [PMID: 29658856]
  2. J Clin Oncol. 2020 ;38:1505-1517. [PMID: 32150489]

【添付文書】

キイトルーダ 添付文書

【さらに詳しく】