【PD-L1強陽性肺がん:一次治療(ORR)】「エパカドスタット+キイトルーダ」vs「キイトルーダ」

KEYNOTE-654-05/ECHO-305-05(BMC Cancer)         

遠隔転移を有するPD-L1発現量50%以上の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「キイトルーダ」治療に「IDO1阻害薬エパカドスタット」の上乗せを選択しても奏効率の向上は期待しにくい。

転移性黒色腫を対象としたPhase3試験『KEYNOTE-252/ECHO-301』において主要評価項目を満たさなかったため、本試験の登録も早期に中止された。

【発表】

2024年7月25日

【試験】

KEYNOTE-654-05/ECHO-305-05(Phase 2)〔NCT03322540/jRCT2080223831

【試験参加国】

日本(九州がんセンター、九州大学病院、新潟県立がんセンター新潟病院、岡山大学病院、国立がん研究センター中央病院、日本医科大学付属病院、がん研有明病院、和歌山県立医科大学附属病院、名古屋医療センター、四国がんセンター、久留米大学病院、金沢大学附属病院、神奈川県立がんセンター、仙台厚生病院、関西医科大学附属病院、近畿大学病院、静岡県立静岡がんセンター)、米国、カナダ、デンマーク、エストニア、アイルランド、イスラエル、イタリア、韓国、マレーシア、ポーランド、ロシア、スペイン、スイス、トルコ、ウクライナ、英国

【原著】

BMC Cancer. 2024 ;23:1251. [PubMed: 39054476]