【レジメン図鑑】キイトルーダ+ハーセプチン+CAPOX(胃がん)

キイトルーダハーセプチンCAPOX」は、「PD-L1陽性の治癒切除不能な進行・再発のHER2陽性胃がん」の選択肢の一つ。2025年5月19日、Phase 3試験『KEYNOTE-811』の臨床成績に基づき行われた添付文書改訂によってHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃がんに対して選択が可能になった。

KEYNOTE-811』試験においては、「キイトルーダハーセプチンCAPOX」レジメンが85%に、残り15%は「キイトルーダハーセプチン5-FUシスプラチン」レジメンが選択された。

【承認日】

2025年5月19日

【効能及び効果】

治癒切除不能な進行・再発の胃癌

 

このレジメンの主なトライアルを見る

【HER2陽性胃がん:一次治療(PFS)】「キイトルーダ+ハーセプチン+化学療法」vs「ハーセプチン+化学療法」
KEYNOTE-811(Lancet)                      HER2陽性の進行胃がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ハーセプチン+化学療法(5-FU+シスプラチンまたはCAPOX)」に「キイトルーダ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が ...
【HER2陽性胃がん:一次治療(OS)】「キイトルーダ+ハーセプチン+化学療法」vs「ハーセプチン+化学療法」
KEYNOTE-811(NEJM)                       HER2陽性の進行胃がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ハーセプチン+化学療法(5-FU+シスプラチンまたはCAPOX)」に「キイトルーダ」の上乗せを選択することで生存期間の延長が期待でき ...
【HER2陽性胃がん:一次治療(ORR)】「キイトルーダ+ハーセプチン+化学療法」vs「ハーセプチン+化学療法」
KEYNOTE-811(Nature)                      HER2陽性の進行胃がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ハーセプチン+化学療法(5-FU+シスプラチンまたはCAPOX)」に「キイトルーダ」の上乗せを選択することで奏効率の向上が期待でき ...

 

 

【今日の標準治療】

【標準治療】胃がん
1. HER2陽性切除不能進行・再発胃がんの一次治療 HER2陽性の切除不能進行・再発胃がんと診断された人には、「ハーセプチン+S-1+オキサリプラチン(SOX)」治療、「ハーセプチン+カペシタビン+シスプラチン」治療、「ハーセプチン+カペシタビン+オキサリプラチン(CAPOX) ...