【FLT3陽性急性骨髄性白血病:一次治療(OS)】「ゾスパタ+ビダーザ」vs「ビダーザ」

LACEWING(Blood)                        

強力な導入化学療法が不適応なFLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病と診断された人が初めての治療を考える場合、「ビダーザ」治療に「ゾスパタ」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。2020年12月、本試験は無益性の観点で中止となった。

ゾスパタビダーザ」治療は、「ビダーザ」治療に比べ、複合完全寛解率が高かった(58.1% vs 26.5%, p<0.001)。

ゾスパタビダーザ」治療を受けた95.9%の人がグレード3以上の有害事象を経験した(95.9% vs 89.4%)。

【発表】

2022年8月2日

【試験名】

LACEWING(Phase 3)〔NCT02752035

【試験参加国】

米国、オーストラリア、ベルギー、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、韓国、ポーランド、スペイン、台湾、英国

【原著】

Blood. 2022 ;140:1845-1857. [PubMed: 35917453]

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