【びまん性大細胞型B細胞リンパ腫:一次治療(3年EFS)】「R-ACVBP」vs「R-CHOP」

初めての治療を考える場合、「R-ACVBP(リツキサンドキソルビシンシクロホスファミドビンデシンブレオマイシンプレドニゾン)」療法を選択することで、「R-CHOPリツキサンシクロホスファミドドキソルビシンビンクリスチンプレドニゾン)」療法を選択した場合を上回る3年無イベント生存率、3年生存率が期待できる。

「R-ACVBP」療法を受けた人の42%が重篤な有害事象を経験した(vs 15%)。グレード3または4の血液毒性は「R-ACVBP」療法を受けた人でより多く、38%の人が発熱性好中球減少症を経験した(vs 9%)。

造血器腫瘍診療ガイドライン』では「R-ACVBP」療法について「ACVBP療法は治療強度が高く高毒性である」とし、推奨されていない。

【発表】

2011年11月26日

【試験名】

LNH 03-2B(Phase 3)〔NCT00140595

【試験実施国】

ベルギー、フランス

【原著】

Lancet. 2011;378:1858-67. [PubMed: 22118442]

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