【肺がん:二次治療(OS)】「キイトルーダ+サイラムザ」vs「化学療法」

Lung-MAP S1800A(JCO)                     

進行非小細胞肺がんと診断され、「免疫チェックポイント阻害薬」、「プラチナ製剤を含む化学療法」加療後に病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「キイトルーダサイラムザ」治療を選択することで、「化学療法(サイラムザドセタキセルドセタキセルゲムシタビンペメトレキセドから医師が選択)」を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。

試験では、54%が「免疫チェックポイント阻害薬+プラチナダブレット」、43%が「プラチナダブレット後に免疫チェックポイント阻害薬」、2%が「免疫チェックポイント阻害薬後にプラチナダブレット」治療を受けた人が参加した。免疫チェックポイント阻害薬の内訳は、キイトルーダが60%、オプジーボが20%、イミフィンジが17%、テセントリクが4%であった。

キイトルーダサイラムザ」治療を受けた22%が治療に奏効し、化学療法を受けた人の28%が治療に奏効した(p=0.19)。

グレード3以上の治療関連有害事象を「キイトルーダサイラムザ」治療を受けた42%が経験し、化学療法を受けた人では60%が経験した。

【発表】

2022年6月3日

【試験名】

Lung-MAP S1800A(Phase 2)〔NCT03971474

【原著】

J Clin Oncol. 2022 ;40:2295-2306. [PubMed: 35658002]

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