LUX-Lung 7(Ann Oncol)
EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ジオトリフ」治療を選択することで「イレッサ」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できるが、生存期間はどちらの治療を選んでも差がない。
エクソン19の欠失変異を有する人で「ジオトリフ」治療を受けた人の生存期間は30.7ヵ月、「イレッサ」治療を受けた人の生存期間は26.4ヵ月であったが、治療間に差はなかった(HR 0.83(0.58-1.17)p=0.2841)。エクソン21のL858R変異陽性の人にで「ジオトリフ」治療を受けた人の生存期間は25.0ヵ月、「イレッサ」治療を受けた人の生存期間は21.2ヵ月であったが、治療間に差はなかった(HR 0.91(0.62-1.36)p=0.6585)。
【発表】
2017年2月7日
【試験名】
LUX-Lung 7(Phase 2)〔NCT01466660〕
【原著】
Ann Oncol 2017; 28: 270-277. [PubMed:28426106]
【さらに詳しく】
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