MAIA(NEJM)
移植不適格な多発性骨髄腫と診断された人が初めての治療を考える場合、「レブラミド+デキサメタゾン」に「ダラザレックス」の上乗せを選択することで、30ヵ月無増悪生存率の向上が期待できる。
「レブラミド+デキサメタゾン」に「ダラザレックス」の上乗せを選択することで、完全寛解率の向上が期待できる。試験では24.9%から47.6%に向上。
「レブラミド+デキサメタゾン+ダラザレックス」治療の主なグレード3または4の有害事象は、好中球減少症(50.0% vs 35.3%)、貧血(11.8% vs 19.7%)、リンパ球減少症(15.1% vs 10.7%)、肺炎(13.7% vs 7.9%)。
【発表】
2019年5月30日
【試験名】
MAIA(Phase 3)〔NCT02252172〕
【原著】
N Engl J Med 2019; 380:2104-2115. [PubMed:31141632]
【さらに詳しく】
- 未治療の骨髄腫に対するダラツムマブとレナリドミド+デキサメタゾンの併用〔NEJM日本語アブストラクト〕
- ダラツムマブ追加で、多発性骨髄腫の無増悪生存が改善/NEJM〔ケアネット〕
- 未治療骨髄腫に対するダラツムマブ、レナリドミド、デキサメタゾン併用療法に期待するモノ―NEJM;Daratumumab plus lenalidomide and dexamethasone for untreated myelomaを読んで―(解説:藤原 弘 氏)
- 移植不適格新規診断多発性骨髄腫へのD-Rd療法はRd療法よりも有意にPFSを延長【ASH2018】〔日経メディカル〕
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