MARIPOSA(Eur J Cancer)
局所進行または転移性のEGFR変異陽性の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ライブリバント+ラズクルーズ」治療を選択することで「タグリッソ」治療を選択した場合を上回る症状進行または死亡までの期間も期待できる。
「ライブリバント+ラズクルーズ」治療は、「タグリッソ」治療に比べグレード3以上の有害事象の割合が80%と高い。しかし、肺がんに起因する自覚症状の悪化(TTSP)は中央値で14ヵ月以上も先送りされ、死亡を検閲した解析でも症状悪化リスクは39%低減した。
この結果は、「一時的な治療に伴う毒性(副作用)はあるものの、がん自体の進行による深刻な症状出現を長期間防ぐことができる」という明確な事実を示しており、実臨床で患者が治療を選択し、副作用管理のモチベーションを維持する上での重要な根拠となる。
【発表】
2026年7月9日
【試験名】
MARIPOSA(Phase 3)〔NCT04487080/jRCT2080225336〕
【試験参加国】
日本(順天堂大学医学部附属順天堂医院、国立がん研究センター中央病院、九州医療センター、姫路医療センター、関西医科大学病院、金沢大学附属病院、国立がん研究センター東病院、久留米大学病院、松阪市民病院、新潟県立がんセンター新潟病院、岡山大学病院、近畿大学病院、渋川医療センター、がん研有明病院、東京医療センター、愛媛大学医学部附属病院、大阪刀根山医療センター、和歌山県立医科大学附属病院、岩国医療センター、山口宇部医療センター)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、カナダ、中国、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、イスラエル、イタリア、韓国、マレーシア、メキシコ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ロシア、スペイン、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、英国
【原著】
Eur J Cancer. 2026 :245:116938. [PubMed: 42492306]
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【今日の標準治療】
1. ライブリバント+ラズクルーズ EGFR遺伝子変異(エクソン19欠失またはL858R変異)陽性のⅣ期非小細胞肺がんに対して、PS0-1の場合、「ライブリバント+ラズクルーズ」併用療法が強く推奨されている。2025年3月27日、「ライブリバント+ラズクルーズ」併用療法が「EGF ...
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