【中枢神経系原発悪性リンパ腫:地固め療法(3年PFS)】「自家造血幹細胞移植」vs「R-DeVIC」

MATRix(Lancet)                         

中枢神経系原発悪性リンパ腫と診断された人が初めての治療を考える場合、 MATRix(リツキシマブ+高用量メトトレキサート+高用量シタラビン+チオテパ)レジメンによる導入化学療法後に「自家造血幹細胞移植」を選択することで「R-DEVIC(リツキシマブデキサメタゾンエトポシドイホスファミドカルボプラチン)」治療を選択した場合を上回る3年無増悪生存率、3年生存率が期待できる。

これまでで最大規模のランダム化試験において、自家造血幹細胞移植が非骨髄破壊的化学療法よりも無増悪生存期間および生存期間を有意に改善したことから、強力な導入療法に奏効した移植適合の中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する「好ましい第一選択の地固め療法」としての自家造血幹細胞移植の地位が確立された。

一方で、導入療法(MATRix)中に約3分の1の患者が毒性や進行により脱落している現状がある。そのため、導入療法における支持療法の最適化や、新規薬剤(BTK阻害薬や免疫調節薬、CAR-Tなど)を取り入れた、より忍容性の高い治療戦略の開発が今後の急務であることも強く示唆されている。

【発表】

2026年7月22日

【試験名】

MATRix/IELSG43(Phase 3)〔NCT02531841

【試験参加国】

ドイツ

【原著】

Lancet. 2026 408; 532-544. [PubMed: 42486133]

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