MATTERHORN(Lancet)
切除可能な胃がんおよび胃食道接合部がんと診断された人が手術前後の治療を考える場合、「FLOT(5-FU+ロイコボリン+オキサリプラチン+ドセタキセル)」治療に「イミフィンジ」の上乗せを選択することで、3年生存率の向上が期待できる。
切除可能な局所進行胃がん/食道胃接合部腺がんに対して、周術期「イミフィンジ + FLOT」治療は生存期間、無イベント生存期間、病理学的完全奏効のすべてを有意に改善し、手術可能性や完全切除率を損なうことなく安全に実施可能であることを実証した。
本結果に基づき、日本、米国FDAなどで切除可能胃または食道胃接合部がんに対する適応が承認されており、国際的なガイドラインにおける新たな標準治療を確立した。
特にPD-L1発現レベル(TAP <1% / ≧1%)に関わらず恩恵が得られること、MSI-High以外の患者でも高い有効性が確認されたことから、幅広い患者層における周術期治療の意思決定を大きく変化させるインパクトを持つ。
【発表】
2026年9月9日
【試験開始日】
2020年9月1日
【試験名】
MATTERHORN(Phase 3)〔NCT04592913/jRCT2031210307〕
【試験参加国】
日本(国立がん研究センター中央病院、九州医療センター、埼玉医科大学国際医療センター、関西医科大学附属病院、広島市立広島市民病院、国立がん研究センター東病院、埼玉県立がんセンター、神戸市立医療センター中央市民病院、高知医療センター、久留米大学病院、愛知県がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、大垣市民病院、大阪市立総合医療センター、大阪国際がんセンター、大阪大学医学部附属病院、静岡がんセンター、がん研有明病院、藤田医科大学病院、和歌山県立医科大学附属病院、山形県立中央病院、神奈川県立がんセンター)、米国、アルゼンチン、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、韓国、オランダ、ペルー、ポーランド、ロシア、スペイン、台湾、トルコ、英国
【原著】
Lancet. 2026 ;408:1114-1128. [PubMed: 42716074]
【さらに詳しく】
- 胃がん周術期、デュルバルマブ+FLOTでOS改善(MATTERHORN最終解析)/Lancet〔ケアネット〕
- 胃がん周術期、FLOT+デュルバルマブはPD-L1発現にかかわらず最終OSを改善(MATTERHORN)/ESMO2025〔ケアネット〕
- II期-IVA期の切除可能胃癌の周術期にFLOTに加えてデュルバルマブの投与は全生存期間を有意に延長、死亡リスクを22%低減【ESMO 2025】:日経メディカル〔日経メディカル〕
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