【PD-L1強陽性肺がん:一次治療(PFS、OS)】「PD-(L)1阻害薬+化学療法」vs「PD-(L)1阻害薬」

PD-L1 TPS≧50%の進行非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「PD-(L)1阻害薬+化学療法」を選択することで「 PD-(L)1阻害薬」単剤治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間、生存期間が期待できる。

PD-L1発現50%以上の非小細胞肺がんの一次治療において、これまでの個別の臨床試験では直接比較されていなかった「化学免疫療法」と「免疫単剤療法」の有効性を、24の大規模なPhase 3試験データを統合し、かつ個々の患者データを再構築した解析を用いることで直接的に比較し、化学免疫療法の優越性が明確に示された。

本メタアナリシスの結果から、PD-L1強発現(50%以上)の進行非小細胞肺がんにおいては、PD-(L)1阻害薬単剤療法よりも化学療法を併用した方が優れた臨床的ベネフィット(生存期間の延長)をもたらすことが示され、現在進行中の前向きな直接比較試験の結果が判明するまでの間、一次治療戦略として「PD-(L)1阻害薬+化学療法」を優先的に検討・選択するための強力な根拠となる。

【発表】

2026年6月4日

【原著】

JAMA Oncol 2026 Jun 4. [PubMed: 42240993]

 

【今日の標準治療】

【標準治療】PD-L1 TPS 50%以上の非小細胞肺がん
1. PD-1/PD-L1阻害薬単剤治療 PD-L1 TPS 50%以上のⅣ期非小細胞肺がんに対して、PS0-1の場合、「キイトルーダ単剤治療」、「テセントリク単剤治療」が強く推奨されている。PS2の場合、「キイトルーダ単剤治療」、「テセントリク単剤治療」が弱く推奨されている。2 ...