MK-4280-003(Blood Neoplasia)
ホジキンリンパ腫と診断され、自家造血幹細胞移植後に再発または難治となり、抗PD-1抗体治療に抵抗性となった34名が「キイトルーダ+抗LAG-3抗体 ファベゼリマブ」治療を受けた結果、29%の人が治療に奏効し、21.9ヵ月奏効が持続した。
抗PD-1抗体治療抵抗性古典的ホジキンリンパ腫における新機序治療の確立
既存の化学療法に感受性を示さず、標準治療が不在であった抗PD-1抗体不応の予後不良古典的ホジキンリンパ腫において、LAG-3とPD-1のダブルブロックにより、約3割の人に長期的かつ深い奏効をもたらす新しい治療の道を開いた。
一次治療における抗PD-1抗体治療の早期導入への備え
現在、一次治療でのオプジーボ併用の優越性が証明され(SWOG S1826試験)、抗PD-1抗体治療が早期治療ラインへ組み込まれつつある。これにより早期に耐性を獲得する患者の急増が予見される中、その有力な次治療として「キイトルーダ+ ファベゼリマブ」治療が極めて重要な選択肢となる。
優れた忍容性と外来管理の親和性
キイトルーダ単剤(KEYNOTE-013試験、KEYNOTE-087試験、KEYNOTE-204試験)の既報データと比較して、ファベゼリマブを上乗せしても重篤な有害事象や免疫関連毒性の発現率はわずかな増加にとどまり(グレード3以上の治療関連有害事象は18%)、良好なQOLを保ちながら外来通院での治療継続が可能である。
【発表】
2026年5月26日
【試験名】
MK-4280-003(Phase 1/2)〔NCT03598608〕
【試験参加国】
米国、オーストラリア、カナダ、ドイツ、イスラエル、イタリア
【原著】
Blood Neoplasia. 2026 ;3:100252. [PubMed: 42699247]