【多発性骨髄腫:二次治療(OS、TTP)】「レブラミド+デキサメタゾン」vs「デキサメタゾン」

多発性骨髄腫と診断され、1ライン以上の治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「デキサメタゾン」治療に「レブラミド」の上乗せを選択することで無増悪期間、生存期間の延長が期待できる。

レブラミドデキサメタゾン」治療を受けた61.0%の人が治療に奏効し(vs 19.9%, p<0.001)、14.1%が完全奏効した(vs 0.6%, p<0.001)。「レブラミドデキサメタゾン」治療を受けた85.3%の人がグレード3または4の有害事象を経験し(vs 73.1%)、19.8%の人がそのために治療を中止した(vs 10.2%)。

レブラミドデキサメタゾン」治療を選択することで、グレード3または4の好中球減少(41.2% vs 4.6%)、静脈血栓塞栓症(14.7% vs 3.4%)を経験するリスクが高まる。

【発表】

2007年11月22日

【試験名】

MM-009(Phase 3)〔NCT00056160

【原著】

N Engl J Med. 2007 ;357:2133-42. [PubMed: 18032763]

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