【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(レブラミド治療歴なし)

多発性骨髄腫(抗CD38抗体、ベルケイドを含むレジメンの治療歴あり)の二次治療

1. レブラミド、プロテアソーム阻害薬を含む治療

1-1. カイプロリス+レブラミド+デキサメタゾン(KRd)治療

【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「カイプロリス+レブラミド+デキサメタゾン」vs「レブラミド+デキサメタゾン」
ASPIRE(NEJM)                           1〜3ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「レブラミド+デキサメタゾン」治療に「カイプロリス」上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 「カイプロリス」上乗せした人の 83 ...
【多発性骨髄腫:二次治療(OS)】「カイプロリス+レブラミド+デキサメタゾン」vs「レブラミド+デキサメタゾン」
ASPIRE(JCO)                           多発性骨髄腫と診断され、1〜3ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「レブラミド+デキサメタゾン」治療に「カイプロリス」上乗せを選択することで、無増悪生存期間だけでなく、生存期間の延長も期待できる ...
【多発性骨髄腫(高齢者):二次治療】「カイプロリス+レブラミド+デキサメタゾン」vs「レブラミド+デキサメタゾン」
ASPIRE(Br J Haematol)                      治療抵抗性または再発の人でも、年齢にかかわらず、「レブラミド+デキサメタゾン」治療に「カイプロリス」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 この分析では、70歳未満と70歳 ...

 

1-2. ニンラーロ+レブラミド+デキサメタゾン(IRd)治療

【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「ニンラーロ+レブラミド+デキサメタゾン」vs「レブラミド+デキサメタゾン」
TOURMALINE-MM1(NEJM)                    初回治療の効果が認められなかった人、初回治療後に再発した人、が次の治療を考える場合、「レブラミド+デキサメタゾン(Rd)」治療に「ニンラーロ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。 ...
【多発性骨髄腫:二次治療(OS)】「ニンラーロ+レブラミド+デキサメタゾン」vs「レブラミド+デキサメタゾン」
TOURMALINE-MM1(JCO)                     初回治療の効果が認められなかった人または初回治療後に再発した人が次の治療を考える場合、「レブラミド+デキサメタゾン(Rd)」治療に「ニンラーロ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できて ...

 

レブレミド、プロテアソーム阻害薬、ダラキューロ治療歴を有する場合の三次治療

(1) ポマリストを含む治療

【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(ポマリストを含むレジメン)
再発・難治性多発性骨髄腫(レブラミド、プロテアソーム阻害薬、抗CD38抗体を含むレジメンの治療歴あり)の治療 1. 抗CD38抗体、免疫調節薬(ポマリスト)を含む治療 1-1. ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン(DPd)治療 1-2. サークリサ+ポマリスト+デキサメタゾ ...

(2) エムプリシティを含む治療

【標準治療】多発性骨髄腫
移植非適応の多発性骨髄腫の一次治療 多発性骨髄腫の治療は、近年、大きく進歩した。ここでは無作為化比較試験の結果を中心に紹介している。上段の横棒グラフは現在の標準治療の無増悪生存期間であり、下段はかつての標準治療のものである。 2014年には「レブラミド+デキサメタゾン(Rd)」治 ...

(3) 標準治療が困難な場合

【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合)
免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤および抗CD38抗体を含む少なくとも3つの標準的な治療が無効または治療後に再発した多発性骨髄腫に対し、CAR-T細胞療法、二重特異性抗体が選択できる。 1. CAR-T細胞療法 2. 二重特異性抗体 3. 国内で現在開発中の治療 ...

 

 

2. レブラミド、抗SLAMF7抗体(エムプリシティ)を含む治療

2-1. エムプリシティ+レブラミド+デキサメタゾン(ERd)治療

【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「エムプリシティ+レブラミド+デキサメタゾン」vs「レブラミド+デキサメタゾン」
ELOQUENT-2(NEJM)                       多発性骨髄腫と診断され、何らかの治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「レブラミド+デキサメタゾン」治療に「エムプリシティ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 「レブ ...

 

レブレミド、プロテアソーム阻害薬、ダラキューロ治療歴を有する場合の三次治療

(1) ポマリストを含む治療

【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(ポマリストを含むレジメン)
再発・難治性多発性骨髄腫(レブラミド、プロテアソーム阻害薬、抗CD38抗体を含むレジメンの治療歴あり)の治療 1. 抗CD38抗体、免疫調節薬(ポマリスト)を含む治療 1-1. ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン(DPd)治療 1-2. サークリサ+ポマリスト+デキサメタゾ ...

(2) 標準治療が困難な場合

【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合)
免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤および抗CD38抗体を含む少なくとも3つの標準的な治療が無効または治療後に再発した多発性骨髄腫に対し、CAR-T細胞療法、二重特異性抗体が選択できる。 1. CAR-T細胞療法 2. 二重特異性抗体 3. 国内で現在開発中の治療 ...

 

 

3. 国内で現在開発中の治療

【多発性骨髄腫:二次治療(ORR)】「カイプロリス(週1回)+Rd」vs「カイプロリス(週2回)+Rd」

【多発性骨髄腫:二次治療(ORR)】「カイプロリス(週1回)+Rd」vs「カイプロリス(週2回)+Rd」

ARROW2                              多発性骨髄腫と診断され、何らかの治療を受け、効果がなかったまたは再発した人が次の治療として「カイプロリス+レブラミド+デキサメタゾン(KRd)」治療を考える場合、「カイプロリス」の用法・用量として「56mg/ ...