【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(抗CD38抗体治療歴なし)

多発性骨髄腫の二次治療(レブラミド、ベルケイドを含むレジメンの治療歴あり)

1. 抗CD38抗体、プロテアソーム阻害薬(カイプロリス)を含む治療

1-1. DKdレジメン:ダラキューロ+カイプロリス+デキサメタゾン治療

【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「ダラザレックス+カイプロリス+デキサメタゾン」vs「カイプロリス+デキサメタゾン」
CANDOR(Lancet)                         多発性骨髄腫と診断され、再発または治療抵抗性の人が次の治療を考える場合、「カイプロリス+デキサメタゾン」治療に「ダラザレックス」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 本試験結果に ...
【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「ダラザレックス+カイプロリス+デキサメタゾン」vs「カイプロリス+デキサメタゾン」
CANDOR(Lancet Oncol)                     再発または治療抵抗性の人が次の治療を考える場合、「カイプロリス+デキサメタゾン」治療に「ダラザレックス」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 「カイプロリス+デキサメタゾン+ ...
【多発性骨髄腫:二次治療(OS)】「ダラザレックス+カイプロリス+デキサメタゾン」vs「カイプロリス+デキサメタゾン」
CANDOR(Blood Adv)                        多発性骨髄腫と診断され、標準治療開始後に増悪または治療終了後に再発した人が次の治療を考える場合、「カイプロリス+デキサメタゾン」治療に「ダラザレックス」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長 ...

 

1-2. IsaKdレジメン:サークリサ+カイプロリス+デキサメタゾン治療

【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「サークリサ+カイプロリス+デキサメタゾン」vs「カイプロリス+デキサメタゾン」
IKEMA(Lancet)                          多発性骨髄腫と診断され、1〜3ラインの前治療歴がある人が次の治療を考える場合、「カイプロリス+デキサメタゾン」治療に「サークリサ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 「サークリ ...
【多発性骨髄腫:二次治療(OS)】「サークリサ+カイプロリス+デキサメタゾン」vs「カイプロリス+デキサメタゾン」
IKEMA(Lancet Haematol)                     多発性骨髄腫と診断され、1〜3ラインの前治療歴がある人が次の治療を考える場合、「カイプロリス+デキサメタゾン」治療に「サークリサ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できるが、生 ...
【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「サークリサ+カイプロリス+デキサメタゾン」vs「カイプロリス+デキサメタゾン」
IKEMA(Blood Cancer J)                      多発性骨髄腫と診断され、1〜3ラインの前治療歴がある人が次の治療を考える場合、「カイプロリス+デキサメタゾン」治療に「サークリサ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 【 ...
【多発性骨髄腫(移植歴あり):二次治療(PFS)】「サークリサ+カイプロリス+デキサメタゾン」vs「カイプロリス+デキサメタゾン」
IKEMA(Transplant Cell Ther)                    多発性骨髄腫と診断され、1〜3ラインの前治療歴がある人が次の治療を考える場合、移植歴がある人でも、ない人でも「カイプロリス+デキサメタゾン」治療に「サークリサ」の上乗せを選択することで、 ...

 

レブレミド、ベルケイド、カイプロリス、抗CD38抗体治療歴を有する場合の三次治療

(1) ポマリストを含む治療

【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(ポマリストを含むレジメン)
再発・難治性多発性骨髄腫(レブラミド、プロテアソーム阻害薬、抗CD38抗体を含むレジメンの治療歴あり)の治療 1. 抗CD38抗体、免疫調節薬(ポマリスト)を含む治療 1-1. ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン(DPd)治療 1-2. サークリサ+ポマリスト+デキサメタゾ ...

(2) エムプリシティを含む治療

【標準治療】多発性骨髄腫
移植非適応の多発性骨髄腫の一次治療 多発性骨髄腫の治療は、近年、大きく進歩した。ここでは無作為化比較試験の結果を中心に紹介している。上段の横棒グラフは現在の標準治療の無増悪生存期間であり、下段はかつての標準治療のものである。 2014年には「レブラミド+デキサメタゾン(Rd)」治 ...

(3) 標準治療が困難な場合

【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合)
免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤および抗CD38抗体を含む少なくとも3つの標準的な治療が無効または治療後に再発した多発性骨髄腫に対し、CAR-T細胞療法、二重特異性抗体が選択できる。 1. CAR-T細胞療法 2. 二重特異性抗体 3. 国内で現在開発中の治療 ...

 

 

2. 抗CD38抗体、免疫調節薬(ポマリスト)を含む治療

2-1. DPdレジメン:ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン治療

【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン」vs「ポマリスト+デキサメタゾン」
APOLLO(Lancet Oncol)                       多発性骨髄腫と診断され、1ライン以上の治療歴がある人が次の治療を考える場合、「ポマリスト+デキサメタゾン」治療に「ダラキューロ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 「ダ ...
【多発性骨髄腫:二次治療(OS)】「ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン」vs「ポマリスト+デキサメタゾン」
APOLLO(Lancet Haematol)                    多発性骨髄腫と診断され、1ライン以上の治療歴がある人が次の治療を考える場合、「ポマリスト+デキサメタゾン」治療に「ダラキューロ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できるが、生存 ...

 

2-2. IsaPdレジメン:サークリサ+ポマリスト+デキサメタゾン治療

【多発性骨髄腫:三次治療(PFS)】「サークリサ+ポマリスト+デキサメタゾン」vs「ポマリスト+デキサメタゾン」
ICARIA-MM(Lancet)                       多発性骨髄腫と診断され、2ライン以上の治療歴がある人が次の治療を考える場合、「ポマリスト+デキサメタゾン」治療に抗CD38抗体「サークリサ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 ...
【多発性骨髄腫:三次治療(OS)】「サークリサ+ポマリスト+デキサメタゾン」vs「ポマリスト+デキサメタゾン」
ICARIA-MM(Lancet Oncol)                     多発性骨髄腫と診断され、2ライン以上の治療歴がある人が次の治療を考える場合、「ポマリスト+デキサメタゾン+サークリサ」治療を選択することで「ポマリスト+デキサメタゾン」を選択した場合に比べ、生 ...
【多発性骨髄腫(高リスク):三次治療(PFS)】「サークリサ+ポマリスト+デキサメタゾン」vs「ポマリスト+デキサメタゾン」
ICARIA-MM(Br J Haematol)                    2ライン以上の治療歴があり、細胞遺伝学的に高リスクの人が次の治療を考える場合、「ポマリスト+デキサメタゾン」治療に「サークリサ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 【 ...

 

レブレミド、ポマリスト、ベルケイド、抗CD38抗体治療歴を有する場合の三次治療

(1) エムプリシティを含む治療

【標準治療】多発性骨髄腫
移植非適応の多発性骨髄腫の一次治療 多発性骨髄腫の治療は、近年、大きく進歩した。ここでは無作為化比較試験の結果を中心に紹介している。上段の横棒グラフは現在の標準治療の無増悪生存期間であり、下段はかつての標準治療のものである。 2014年には「レブラミド+デキサメタゾン(Rd)」治 ...

(2) 標準治療が困難な場合

【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合)
免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤および抗CD38抗体を含む少なくとも3つの標準的な治療が無効または治療後に再発した多発性骨髄腫に対し、CAR-T細胞療法、二重特異性抗体が選択できる。 1. CAR-T細胞療法 2. 二重特異性抗体 3. 国内で現在開発中の治療 ...

 

 

3. EPdレジメン:抗SLAMF7抗体(エムプリシティ)、免疫調節薬(ポマリスト)を含む治療

【多発性骨髄腫:三次治療(PFS)】「エムプリシティ+ポマリスト+デキサメタゾン」vs「ポマリスト+デキサメタゾン」
ELOQUENT-3(NEJM)                     多発性骨髄腫と診断され、レブラミドおよびプロテアソーム阻害薬が不応となった人が次の治療を考える場合、「ポマリスト+デキサメタゾン」治療に「エムプリシティ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待で ...
【多発性骨髄腫:三次治療(OS)】「エムプリシティ+ポマリスト+デキサメタゾン」vs「ポマリスト+デキサメタゾン」
ELOQUENT-3(JCO)                        多発性骨髄腫と診断され、レブラミドおよびプロテアソーム阻害薬が不応となった人が次の治療を考える場合、「ポマリスト+デキサメタゾン」治療に「エムプリシティ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間だけでなく ...

 

レブレミド、ポマリスト、ベルケイド、抗CD38抗体、抗SLAMF7抗体治療歴を有する場合の三次治療

【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合)
免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤および抗CD38抗体を含む少なくとも3つの標準的な治療が無効または治療後に再発した多発性骨髄腫に対し、CAR-T細胞療法、二重特異性抗体が選択できる。 1. CAR-T細胞療法 2. 二重特異性抗体 3. 国内で現在開発中の治療 ...

 

4. 国内で現在開発中の治療

【多発性骨髄腫:三次治療(PFS)】「エルレフィオ+ダラキューロ」vs「ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン」

【多発性骨髄腫:三次治療(PFS)】「エルレフィオ+ダラキューロ」vs「ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン」

MagnetisMM-5                           多発性骨髄腫と診断され、レブラミド、プロテアソーム阻害薬を含む2ライン以上の治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「エルレフィオ」治療または「エルレフィオ+ダラキューロ」治療を選択することで、 ...
【多発性骨髄腫:三次治療(PFS)】「ダラキューロ+テクベイリ」vs「ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン」

【多発性骨髄腫:三次治療(PFS)】「ダラキューロ+テクベイリ」vs「ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン」

MajesTEC-3                             多発性骨髄腫と診断され、1〜3ラインの治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「ダラキューロ+テクベイリ」治療を選択することで、「ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン」治療を選択した場合を上 ...
【多発性骨髄腫:三次治療(PFS)】「トアルクエタマブ+ダラキューロ+デキサメタゾン」vs「ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン」

【多発性骨髄腫:三次治療(PFS)】「トアルクエタマブ+ダラキューロ+デキサメタゾン」vs「ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン」

MonumenTAL-3                           多発性骨髄腫と診断され、1ライン以上の治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「ダラキューロ+ポマリスト+デキサメタゾン(DPd)」治療に「トアルクエタマブ」の上乗せを選択する、または「トアルク ...