【標準治療】再発・難治性多発性骨髄腫(エムプリシティを含むレジメン)

1. エムプリシティ+ポマリスト+デキサメタゾン(EPd)治療

ELOQUENT-3』試験でEPd治療を受けた人において、1ラインの前治療歴を有する人は対象外、2または3ラインの前治療歴を有する人が60%、4ライン以上の前治療歴を有する人が40%含まれていた。また、全員がベルケイド治療歴を有しており、レブラミド治療歴を有する人が98%、メルファラン治療歴を有する人が63%、サリドマイド治療歴を有する人が42%、ドキソルビシン治療歴を有する人が30%、カイプロリス治療歴を有する人が15%、ニンラーロ治療歴を有する人が8%、ダラザレックスダラキューロ治療歴を有する人が2%含まれていた。

【多発性骨髄腫:三次治療(PFS)】「エムプリシティ+ポマリスト+デキサメタゾン」vs「ポマリスト+デキサメタゾン」
ELOQUENT-3(NEJM)                     多発性骨髄腫と診断され、レブラミドおよびプロテアソーム阻害薬が不応となった人が次の治療を考える場合、「ポマリスト+デキサメタゾン」治療に「エムプリシティ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待で ...
【多発性骨髄腫:三次治療(OS)】「エムプリシティ+ポマリスト+デキサメタゾン」vs「ポマリスト+デキサメタゾン」
ELOQUENT-3(JCO)                        多発性骨髄腫と診断され、レブラミドおよびプロテアソーム阻害薬が不応となった人が次の治療を考える場合、「ポマリスト+デキサメタゾン」治療に「エムプリシティ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間だけでなく ...

 

 

2. エムプリシティ+レブラミド+デキサメタゾン(ERd)治療

ELOQUENT-2』試験でERd治療を受けた人において、1ラインの前治療歴を有する人が42%、2ラインの前治療歴を有する人が37%、3ライン以上の前治療歴を有する人が16%含まれていた。また、ベルケイド治療歴を有する人が68%、メルファラン治療歴を有する人が69%、サリドマイド治療歴を有する人が48%、レブラミド治療歴を有する人が5%含まれていた。

【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「エムプリシティ+レブラミド+デキサメタゾン」vs「レブラミド+デキサメタゾン」
ELOQUENT-2(NEJM)                       多発性骨髄腫と診断され、何らかの治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「レブラミド+デキサメタゾン」治療に「エムプリシティ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 「レブ ...