切除可能な食道扁平上皮がんまたは胃食道接合部がんと診断された人が術前補助化学療法を考える場合、「パクリタキセル+プラチナ製剤」治療を選択しても「5-FU+プラチナ製剤」治療を選択した場合に劣らない生存期間が期待できる。
「5-FU+プラチナ製剤」治療を受けた69.7%の人がグレード3以上の有害事象を経験したのに対し、「パクリタキセル+プラチナ製剤」治療を受けた人では51.9%と有意に低かった。「パクリタキセル+プラチナ製剤」治療を受けた人の92.3%、「5-FU+プラチナ製剤」治療を受けた85.9%が3サイクルの化学療法を完了した。
「5-FU+プラチナ製剤」治療を受けた人の病理学的完全奏効率が12.4%であったのに対し、「パクリタキセル+プラチナ製剤」治療を受けた人では21.9%であった。
【発表】
2024年9月2日
【試験】
Phase 3
【試験参加国】
インド
【原著】
J Natl Cancer Inst. 2024 Sep 2. [PubMed: 39222012]