【非ホジキンリンパ腫:二次治療(4年EFS)】「ゲムシタビン+デキサメタゾン+シスプラチン」vs「シタラビン+デキサメタゾン+シスプラチン」

アグレッシブ非ホジキンリンパ腫(試験では68%がびまん性大細胞型B細胞リンパ腫、14%が低悪性度リンパ腫からの形質転換、4%が末梢性T細胞リンパ腫)と診断された人が何らかの治療を受けた後、病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「ゲムシタビンデキサメタゾンシスプラチン(GDP)」治療を選択しても「シタラビンデキサメタゾンシスプラチン(DHAP)」治療に劣らない奏効率が期待できる。GDP療法を選択することによって、より軽度の毒性、低い入院の必要性、生活の質の維持が期待できる。

試験ではGDP療法を受けた人の45.2%が治療に奏効し(vs 44.0%)、52.1%が移植に移行できた(vs 49.3%)。また、4年無イベント生存率、4年生存率も両治療とも同程度であった。

【発表】

2014年9月29日

【試験名】

NCIC-CTG LY.12(Phase 3)〔NCT00078949

【原著】

J Clin Oncol. 2014 ;32:3490-6. [PubMed: 25267740]