【多発性骨髄腫:一次治療(ORR)】「レブラミド+低用量デキサメタゾン」vs「レブラミド+高用量デキサメタゾン」

多発性骨髄腫と診断された人が初めての治療を考える場合、「レブラミド+低用量デキサメタゾン」治療を選択することで、「レブラミド+高用量デキサメタゾン」治療を選択した場合と奏効率の差は15%以内であり、1年生存率の向上が期待できる。

レブラミド+高用量デキサメタゾン」治療を受けた人の52%がグレード3以上の有害事象を経験したのに対し、「レブラミド+低用量デキサメタゾン」治療を受けた人では35%と有意に少なかった(p=0.0001)。その主なものは、深部静脈血栓症(26% vs 12%, p=0.0003)、肺炎を含む感染症(16% vs 9%, p=0.04)、倦怠感(15% vs 20%, p=0.08)であった。

【発表】

2009年10月21日

【試験】

Phase 3〔NCT00098475

【試験実施国】

米国

【原著】

Lancet Oncol. 2010;11:29-37. [PubMed: 19853510]