再発または転移を有する上咽頭がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「パクリタキセル+カルボプラチン」療法に「アバスチン」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。
「パクリタキセル+カルボプラチン+アバスチン」療法を受けた87.2%が治療に奏効したが、「パクリタキセル+カルボプラチン」療法と差がなかった(vs 72.5%, p = 0.105)。腫瘍縮小率は「パクリタキセル+カルボプラチン+アバスチン」でより「パクリタキセル+カルボプラチン」療法高かった(P=0.035)。グレード3以上の有害事象については、両治療間に差は認められなかった。
【発表】
2021年11月24日
【試験】
Phase 2〔NCT02250599〕
【試験実施国】
中国
【原著】
ESMO Open. 2021;6:100313. [PubMed: 34837744]