【HER2陽性乳がん:術前治療(pCR)】「テセントリク+ドセタキセル+パージェタ+ハーセプチン」

Neo-PATH(JAMA Oncol)                    

Ⅱ期またはⅢ期HER2陽性乳がんと診断された女性67名が術前補助療法として「3週間1サイクルのテセントリクドセタキセルパージェタハーセプチン」を6サイクル実施した後に手術をした結果、41名(61%)が病理学的完全奏効を得た。

この治療の効果は、HR陰性の女性、PD-L1陽性の女性でより高かった。HR陽性の女性における病理学的完全奏効率は44%であったが陰性の女性では77%であり、PD-L1陰性の女性における病理学的完全奏効率は53%であったが、PD-L1陽性であった13名においては全員が病理学的完全奏効が得られた。

【発表】

2022年7月7日

【試験名】

Neo-PATH(Phase 2)〔NCT03881878

【原著】

JAMA Oncol. 2022 ;8:1271-1277. [PubMed: 35797012]

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