NESSIE/WJOG14120L(Cancer Sci)
切除不能な進行または再発非小細胞肺がんと診断され、「抗PD-(L)1抗体+プラチナ製剤併用化学療法」開始後に進行した46名が「ポートラーザ+シスプラチン+ゲムシタビン」治療を受けた結果、26.1%の人が治療に奏効したが、期待していた奏効率40%には届かなかった。
二次治療の選択肢が乏しい進行扁平上皮がんにおいて、出血リスクにより抗血管新生薬(サイラムザなど)が使用できない患者や、過去に化学放射線療法を受け放射線肺臓炎の既往がある人に対しても、間質性肺炎の悪化や治療関連死を招くことなく安全に実施できる実用的なプラチナ再チャレンジ(再攻撃)レジメンとして位置づけられる。
前治療のプラチナ製剤終了から病勢進行までの期間が4ヵ月以上の人において、生存期間 14.3ヵ月(vs 7.6ヵ月)と著しい生存延長が得られることが前向きに示された。日常臨床において「ポートラーザ+シスプラチン+ゲムシタビン」療法を選択する際の簡単かつきめて実用的なスクリーニング指標を提供する。
【発表】
2026年9月30日
【試験名】
NESSIE/WJOG14120L(Phase 2)〔jRCTs051200138〕
【試験参加国】
日本(仙台厚生病院、市立伊丹病院、九州がんセンター、近畿大学病院、和歌山県立医科大学附属病院、倉敷中央病院、市立岸和田市民病院、九州大学病院、愛知県がんセンター、広島大学病院、久留米大学病院、大阪市立総合医療センター、神戸低侵襲がん医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院、静岡県立静岡がんセンター、広島市立広島市民病院、大阪国際がんセンター、松阪市民病院、聖マリアンナ医科大学病院、大阪医科薬科大学病院、宝塚市立病院、県立広島病院、関西医科大学附属病院)
【原著】
Cancer Sci. 2026 Sep 30. [PubMed:42816458]