【RAS陽性大腸がん:一次治療(ORR)】オプジーボ+FOLFOXIRI+アバスチン

NIVACOR(Nat Commun)                     

遠隔転移を有するRAS変異型の大腸がんと診断された62名が「FOLFOXIRIアバスチンオプジーボ」75.8%が治療に奏効し、7.2ヵ月奏効が持続した。

未治療転移性大腸がんを対象としたAtezoTRIBE試験FOLFOXIRIアバスチンテセントリク)では、奏効率 59%、無増悪生存期間 13.1ヵ月であった。NIVACOR試験は予後不良とされるRAS/BRAF変異例のみを対象としているにもかかわらず、奏効率76.7%と高い奏効を示した(RAS変異例のみに絞った場合でも75.8%)。この違いは、NIVACOR試験におけるdMMR/MSIの割合の高さ(15% vs 5.9%)、また独立中央画像判定の使用などが影響している可能性があると考察されている。

CheckMate 9X8試験FOLFOXアバスチンオプジーボ)ではCMS3サブタイプで無増悪生存期間の改善が示唆されたが、NIVACOR試験では確認されなかった。これは、化学療法のバックボーン(FOLFOXIRI vs FOLFOX)や対象患者の遺伝子変異プロファイル(野生型が含まれるか否か)の違いが影響していると考えられる。

本試験において予後不良なRAS/BRAF変異を有する転移性大腸がんの一次治療において、「FOLFOXIRIアバスチン」治療にオプジーボを追加する強力な併用療法が、管理可能な安全性と有望な抗腫瘍効果を示すことが確認された。

【発表】

2026年3月25日

【試験名】

NIVACOR(Phase 2)〔NCT04072198

【試験参加国】

イタリア

【原著】

Nat Commun. 2026 ;17:4478. [PubMed: 41876503]

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