1. プラチナ製剤併用療法
下記の非小細胞肺がんに対して「プラチナ製剤併用療法」が治療選択肢である。
- ドライバー遺伝子変異/転座陽性非小細胞肺がんの二次治療以降
- ドライバー遺伝子変異/転座陰性非小細胞肺がんの「抗PD-(L)1抗体」単剤治療後の二次治療以降
- ドライバー遺伝子変異/転座陰性非小細胞肺がんの「オプジーボ+ヤーボイ」治療後の二次治療以降
「プラチナ製剤併用療法」のエビンデスは、そのほとんどが一次治療を対象としたものであり、上記の二次治療以降におけるエビンデスを見つけることができなかった。
1-1. カルボプラチン+アブラキサン/カルボプラチン+S-1
1-2. カルボプラチン+ゲムシタビン
1-3. カルボプラチン+パクリタキセル
1-4. シスプラチン+ドセタキセル/シスプラチン+S-1
1-5. 非扁平上皮非小細胞肺がんにおけるプラチナ製剤+ペメトレキセド
1-6. 非扁平上皮非小細胞肺がんにおけるカルボプラチン+ペメトレキセド+アバスチン
1-7. 扁平上皮非小細胞肺がんにおけるネダプラチン+ドセタキセル
2. 【参考】高齢者におけるプラチナ製剤併用療法
プラチナ製剤併用療法に不応・不耐となった場合の治療 |
3. 国内で現在開発中の治療
(ドライバー遺伝子変異/転座陽性非小細胞肺がんの二次治療以降)
【明日のレジメン図鑑】ライブリバント+ペメトレキセド+カルボプラチン(EGFR陽性肺がん)
「ライブリバント+ペメトレキセド+カルボプラチン」併用療法は、「「タグリッソ治療開始後に病勢が進行したEGFR遺伝子変異陽性の進行非小細胞肺がん」に対して、2024年5月31日に承認申請された治療レジメン。この申請は、Phase 3試験『MARIPOSA-2試験』の結果に基づく。 ...
【MET陽性肺がん:二次治療】「タブレクタ」vs「化学療法」
GEOMETRY-E 局所進行または転移性の非小細胞肺がんと診断され、EGFR-TKI治療中に進行し、T790M陰性かつMET増幅を有する人が次の治療を考える場合、「タブレクタ」治療を選択することで「化学療法(ペメトレキセド+ ...
【EGFR陽性肺がん:二次治療(PFS)】「パトリツマブ デルクステカン」vs「化学療法」
HERTHENA-Lung02 EGFR遺伝子変異陽性の局所進行または転移性の非小細胞肺がんと診断され、EGFR-TKI阻害薬治療中に病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「パトリツマブ デルクステカン」治療を選択することで「化学 ...
【EGFR陽性肺がん:一次治療(PFS)】「ダトポタマブ デルクステカン+タグリッソ」vs「化学療法」
TROPION-LUNG15 EGFR遺伝子変異陽性の局所進行または転移性非小細胞肺がんと診断され、タグリッソ治療中に進行した人が次の治療を考える場合、「ダトポタマブ デルクステカン」単剤治療または「ダトポタマブ デルクステカン+タ ...
【EGFR陽性肺がん:二次治療(PFS)】「サシツズマブ チルモテカン」vs「化学療法」
TroFuse-004 ドライバー遺伝子変異/転座陽性の進行非小細胞肺がんと診断され、何らかの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「サシツズマブ チルモテカン」治療を選択することで「化学療法(ドセタキセルまたはペメトレキセド ...
【EGFR陽性肺がん:二次治療(PFS、OS)】「サシツズマブ チルモテカン」vs「ペメトレキセド+カルボプラチン」
TroFuse-009 EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断され、EGFR-TKI治療を受けた人が次の治療として「サシツズマブ チルモテカン」治療を選択することで「ペメトレキセド+カルボプラチン」を選択した場合を上回る ...
コメントを投稿するにはログインしてください。