【肺がん(70歳以上):一次治療(OS)】「アバスチン+カルボプラチン+パクリタキセル」vs「カルボプラチン+パクリタキセル」

70歳以上で、切除不能非扁平上皮非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「カルボプラチンパクリタキセル」治療に「アバスチン」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。

カルボプラチンパクリタキセルアバスチン」治療を受けた人の29%が治療に奏効した(vs 17%)。

カルボプラチンパクリタキセルアバスチン」治療を選択した場合、グレード3以上の有害事象を経験する危険性が高まる。試験では発現率が61%から87%に上がった。高齢者で若年者に比べて多いグレード3以上の有害事象は、好中球減少症、出血、蛋白尿。

【発表】

2008年1月1日

【試験名】

E4599(Phase 3)〔NCT00021060

【原著】

J Clin Oncol. 2008;26:60-5.  [PubMed: 18165641]

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