【大腸がん:三次治療(OS)】「ベクティビックス→スチバーガ」vs「スチバーガ→ベクティビックス」

PARERE(Ann Oncol)                     

転移性大腸がんと診断され、抗EGFR抗体治療に奏効したことがあり、抗EGFR抗体治療後に別の治療歴を有する人が次の治療を考える場合、「ベクティビックスの再投与」、「スチバーガ」治療を選択することで、治療順序に関わらず、同程度の生存期間が期待できる。ctDNA判定でRASおよびBRAF野生型に対する「ベクティビックス」再投与は有効な選択肢。

抗EGFR抗体フリー期間が6ヵ月以下の場合は「スチバーガ」治療先行、女性では「ベクティビックス」治療先行で有意に良好な生存期間が期待できる。

【発表】

2025年10月18日

【試験名】

PAPER(Phase 2)〔NCT04787341

【試験参加国】

イタリア

【原著】

Ann Oncol. 2025 Oct 18.  [PubMed: 41115464]

 

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