脳転移が認められたHER2陽性乳がんと診断された女性のうち放射線療法を受けたことがない59名が「ピロチニブ+カペシタビン」治療を受けた結果、74.6%が脳転移巣における奏効が得られた。放射線療法を受けたことがある19名が「ピロチニブ+カペシタビン」治療を受けた結果、42.1%が脳転移巣における奏効が得られた。
「ピロチニブ+カペシタビン」治療の主なグレード3以上の有害事象は下痢(放射線療法歴なし:24%、放射線療法歴あり:21%)。
【発表】
2022年1月24日
【試験名】
PERMEATE(Phase 2)〔NCT03691051〕
【試験実施国】
中国
【原著】
Lancet Oncol. 2022 ;23:353-361. [PubMed: 35085506]
【さらに詳しく】