【化学免疫療法不適格の濾胞性リンパ腫:一次治療(PFS)】「イムブルビカ+リツキサン」vs「リツキサン」

PERSPECTIVE(Hemasphere)                  

化学免疫療法不適格の濾胞性リンパ腫と診断された人が初めての治療を考える場合、「リツキサン」治療に「イムブルビカ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

本試験において化学免疫療法に不適格で、「リツキサン」単剤療法が標準治療となるような高齢・合併症を持つ未治療の濾胞性リンパ腫患者において、BTK阻害薬(イムブルビカ)の上乗せが無増悪生存期間および奏効率を有意に改善することが初めて実証され、「イムブルビカリツキサン」併用療法は、高齢や合併症で強力な治療ができない濾胞性リンパ腫に対する有効な「ケモフリー」の治療選択肢となり得ることを示した。しかし、無増悪生存期間は延長したものの全生存期間の改善はなく、グレード3以上の有害事象(特に好中球減少症や、COVID-19肺炎、心房細動など)の発生率が。「イムブルビカリツキサン」併用療法で高かった(78% vs 57%)ため、実臨床への導入にあたっては有効性と毒性のリスクを慎重に天秤にかける必要があると結論づけられている。

【発表】

2026年6月17日

【試験名】

PERSPECTIVE(Phase 3)〔NCT02947347

【試験実施国】

米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、チェコ、フランス、ギリシャ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ロシア、スペイン、台湾、トルコ、英国

【原著】

Hemasphere. 2026 ;10:e70400.  [PubMed: 42317205]