「ハーセプチン」を含む治療中または後に進行した人は、「ハーセプチン+カペシタビン」治療に「パージェタ」治療の上乗せを選択しても、無増悪生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、「パージェタ+ハーセプチン+カペシタビン」治療を受けた人の無増悪生存期間は11.1ヵ月、「ハーセプチン+カペシタビン」治療を受けた人の無増悪生存期間は9.0ヵ月。生存期間は、「パージェタ+ハーセプチン+カペシタビン」治療を受けた人で36.1ヵ月、「ハーセプチン+カペシタビン」治療を受けた人に比べ(28.1ヵ月)、8ヵ月延長。
「ハーセプチン+カペシタビン」治療の主な有害事象は、手足症候群、悪心、好中球減少症。「パージェタ+ハーセプチン+カペシタビン」治療の主な有害事象は、下痢、発疹、鼻咽頭炎。
【発表】
2017年4月24日
【試験名】
PHEREXA(Phase 3)〔NCT01026142〕
【原著】
J Clin Oncol. 2017 ;35:3030-3038. [PubMed:28437161]
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