【多発性骨髄腫:二次治療(1年PFS)】「ダラザレックス+レブラミド+デキサメタゾン」vs「レブラミド+デキサメタゾン」

POLLUX(NEJM)                        

1レジメン以上の治療歴のある多発性骨髄腫の人でも、「レブラミドデキサメタゾン」に「ダラザレックス」治療の追加を選択することで、1年無増悪生存率の向上が期待できる。

試験では「レブラミドデキサメタゾン」治療に「ダラザレックス」を追加併用することで1年無増悪生存率が60.1%から83.2%に大きく向上した。

主なグレード 3 または 4 の有害事象として好中球減少、血小板減少、貧血。試験では「ダラザレックス」を追加併用することで好中球減少37.0%から51.9%に増加。「ダラザレックス」併用治療を受けた人の12.7%が血小板減少(vs. 13.5%)、12.4%が貧血(vs. 19.6%)を経験した。

【発表】

2016年10月6日

【試験名】

POLLUX(Phase 3)〔NCT02076009

【試験参加国】

日本、台湾、韓国、米国、カナダ、オーストラリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イスラエル、オランダ、ポーランド、ロシア、スペイン、スウェーデン、英国

【原著】

N Engl J Med. 2016;375:1319-1331. [PubMed:27705267]

【さらに詳しく】

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