【子宮体がん:術後治療(5年OS)】「化学放射線療法」vs「放射線療法」

PORTEC-3(Lancet Oncol)                    

子宮体がんと診断された女性が手術を受けた後の治療を考える場合、「放射線療法」に「化学療法(シスプラチン x 2サイクル→カルボプラチンパクリタキセル x 4サイクル)」の上乗せを選択することで、5年治療成功生存率の向上が期待できるが、5年生存率の向上は期待しにくい。

追跡期間(中央値)60.2ヵ月における解析結果。追跡期間(中央値)72.6ヵ月における解析結果では、5年生存率についても化学放射線療法を選択することで有意に良好な結果が得られている。

化学放射線療法を受けた人の60%がグレード3以上の有害事象を経験し、この頻度は放射線療法のみを受けた人(12%)より有意に高かった。グレード2以上の神経障害を経験した人は化学放射線療法を受けた人で有意に多かった(8% vs 1%)。

【発表】

2018年2月12日

【試験名】

PORTEC-3(Phase 3)〔NCT00411138

【試験参加国】

オランダ

【原著】

Lancet Oncol. 2018;19:295-309.  [PubMed: 29449189]

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