PROFILE 1001(NEJM)
ROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺がんと診断された50名が「ザーコリ」治療を受けた結果、72%の人が治療に奏効し、17.6ヵ月間奏効が持続した。
この試験の結果を受けて、米国では2016年3月23日に「ROS1融合遺伝子陽性の転移性非小細胞肺癌」、欧州では2016年9月14日までに「ROS1融合遺伝子陽性の進行非小細胞肺癌」の適応が追加された。
日本では、この試験と日本を含む東アジアで実施されたPhase 2試験の結果を受け、2016年8月31日に「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・ 再発の非小細胞肺癌」の適応追加が申請され、2017年5月18日に承認された。
【発表】
2014年9月27日
【試験名】
N Engl J Med. 2014;371:1963-71. [PubMed:25264305]
【さらに詳しく】
- ROS1 再構成非小細胞肺癌におけるクリゾチニブ〔NEJM日本語アブストラクト〕
- ROS1陽性NSCLCへのクリゾチニブ、奏効率72%/NEJM〔ケアネット〕
- ROS1陽性NSCLCに対してもクリゾチニブは明らかな抗腫瘍効果【ASCO2012】
【こちらの図鑑も合わせて見る】