進行または転移性胃食道腺がんと診断され、「プラチナ製剤+フルオロピリミジン製剤」を含む化学療法が成功しなかった人が次の治療を考える場合、「FOLFIRI+サイラムザ」治療を選択しても「パクリタキセル+サイラムザ」治療を上回る6ヵ月生存率は期待しにくい。「FOLFIRI+サイラムザ」治療を受けた54%が6ヵ月後も生存していたが、当初の設定した目標を超えることはできなかった。
「FOLFIRI+サイラムザ」治療を受けた22%が、「パクリタキセル+サイラムザ」治療を受けた11%が治療に奏効した。ドセタキセル治療歴がある人でよりその差が大きかった。
「FOLFIRI+サイラムザ」治療を受けた75%が、「パクリタキセル+サイラムザ」治療を受けた68%がグレード3以上の有害事象を経験した。
【発表】
2022年2月21日
【試験】
RAMIRIS(Phase 2)〔NCT03081143〕
【原著】
Eur J Cancer. 2022;165:48-57. [PubMed: 35202974]