【EGFR陽性肺がん:一次治療(PFS)】「タグリッソ+サイラムザ」vs「タグリッソ」

RAMOSE(JCO)                          

EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「タグリッソ」治療に「サイラムザ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。「タグリッソ」治療を受けた人の1年無増悪生存率は61.9%であったのに対し、「タグリッソサイラムザ」併用療法を受けた人の1年無増悪生存率は76.7%であった。

【発表】

2024年10月8日

【試験名】

RAMOSE(Phase 2)〔NCT03909334

【試験参加国】

米国

【原著】

J Clin Oncol. 2024 Oct 8.  [PubMed: 39378386]

 

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