【肝転移を有するHER2陽性乳がん:二次治療(PFS)】「ジシタマブ ベドチン」vs「タイケルブ + カペシタビン」

RC48-C006(Cancer Commun)                  

肝転移を有するHER2陽性の切除不能または転移性乳がんと診断され、ハーセプチン、タキサン系製剤を含む治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「抗HER2抗体薬物複合体 ジシタマブ ベドチン」治療を選択することで、「タイケルブ+カペシタビン」併用療法を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

肝転移を有し、前治療歴があるHER2陽性乳がんにおいて、ジシタマブ ベドチンが無増悪生存期間を大幅に延長し、高リスク集団に対する強力な標準治療の選択肢となることが実証された。

また、間質性肺疾患/肺炎リスクを有する呼吸器疾患併存患者、重篤な血液毒性(血小板減少)、強い下痢・手足症候群を避けたい人において、ジシタマブ ベドチンは極めて安全かつ有用な代替治療の選択肢を提供する。

【発表】

2026年8月27日

【試験名】

RC48-C006(Phase 2/3)〔NCT03500380〕

【試験参加国】

中国

【原著】

Nat Commun. 2026 ;17:10236.  [PubMed: 42802176]

 

今日の標準治療

【標準治療】HER2陽性転移・再発乳がんの一次治療
1. HER2陽性転移・再発乳がんに対する一次治療 現在、「エンハーツ+パージェタ」併用療法が承認申請されており、HER2陽性転移・再発乳がんに対する一次治療として「エンハーツ+パージェタ」併用療法が推奨されている。 一次治療において「エンハーツ+パージェタ」治療を受けたHER2 ...