RELATIVITY-047(NEJM)
進行悪性黒色腫と診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ」治療に「抗LAG-3抗体レラトリマブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。試験では「オプジーボ」治療に「抗LAG-3抗体レラトリマブ」の上乗せを選択することで1年無増悪生存率が36.0%から47.7%に向上した。
「レラトリマブ+オプジーボ」治療を受けた18.9%の人がグレード3または4の治療関連有害事象を経験した(vs 9.7%)。
【発表】
2022年1月6日
【試験名】
RELATIVITY-047(Phase 3)〔NCT03470922〕
【試験参加国】
米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、イスラエル、イタリア、メキシコ、ニュージーランド、ノルウェイ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、スウェーデン、英国
【原著】
N Engl J Med. 2022 ;386:24-34. [PubMed: 34986285]
【さらに詳しく】
- 未治療進行悪性黒色腫に対するレラトリマブ+ニボルマブとニボルマブ単剤との比較〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 切除不能悪性黒色腫の1次治療、relatlimab・ニボルマブ併用が有効/NEJM〔ケアネット〕
- レラトリマブとニボルマブの併用が転移性メラノーマの無増悪生存期間を改善〔海外がん医療情報リファレンス〕
- 新たな免疫チェックポイント標的薬の併用療法が、メラノーマの進行を大幅に遅らせる〔海外がん医療情報リファレンス〕
- 進行悪性黒色腫の1次治療でrelatlimabとニボルマブの併用はニボルマブ単剤よりPFSを2倍以上延長【ASCO 2021】〔日経メディカル〕
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- 抗LAG-3抗体relatlimab+二ボルマブ、未治療の黒色腫の主要評価項目PFSを達成(RELATIVITY-047)/BMS〔ケアネット〕
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