REMoDL-B(JCO)
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断された人が初めての治療を考える場合、ABC型であれば「R-CHOP」治療に、「ベルケイド」の上乗せを選択することで、5年無増悪生存率、5年生存率の向上が期待できる。
ABC型では「ベルケイド+R-CHOP」治療の2年無増悪生存率は73.9%、「R-CHOP」治療の2年無増悪生存率は66.3%。2年生存率は「ベルケイド+R-CHOP」治療で84.8%、「R-CHOP」治療では82.7%。
一方、GCB型の場合は、「R-CHOP」治療に、「ベルケイド」の上乗せを選択しても、5年無増悪生存率の向上は期待しにくい。GCB型では「ベルケイド+R-CHOP」治療の2年無増悪生存率は80.6%、「R-CHOP」治療の2年無増悪生存率は75.7%。2年生存率は「ベルケイド+R-CHOP」治療も「R-CHOP」治療も89.0%。
【発表】
2023年3月27日
【試験名】
REMoDL-B(Phase 3)〔NCT01324596〕
【試験参加国】
スイス、英国
【原著】
J Clin Oncol. 2023 ;41:2718-2723. [PubMed: 36972491]
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