RMC-6236-001(NEJM)
RAS遺伝子変異陽性の転移性非小細胞肺がんと診断され、PD-(L)1阻害薬+化学療法を受けたことがある38名が「RAS(ON)阻害薬ダラクソンラシブ」治療を受けた結果、42%の人が治療に奏効し、11.5ヵ月奏効が持続した。
G12C以外の広範なRAS変異NSCLCに対する画期的な標準治療の創出
本試験はこれまで「治療標的が見出せず難治」とされてきたG12DやG12V、G13、Q61変異など、すべてのRAS変異に対し、初めて1日1回経口投与による強力な抗腫瘍効果と良好な生存コントロールを示す画期的な治療オプションを提示した。
化学療法の副作用を軽減する良好な忍容性の維持
従来の静注化学療法(ドセタキセルなど)で必発する骨髄抑制(発熱性好中球減少症など)のリスクが極めて低く、グレード3以上の治療関連副作用が発疹や下痢などの管理可能な皮膚・消化器症状(ターゲット用量で25%)に留まる。このため、QoLを高度に維持したまま、自宅で安全に経口治療を継続できる極めて高い実用性を提供する。
Phase 3試験への進展
本試験の成果に基づき、現在、既治療のRAS変異非小細胞肺がんを対象に、標準治療であるドセタキセルとダラクソンラシブ(200 mg 1日1回経口)を直接比較するPhase 3試験『RASolve 301』が進行中であり、実臨床における二次治療ガイドラインを全面的に塗り替える可能性を強力に支持している。
【発表】
2026年9月3日
【試験名】
RMC-6236-001(Phase 1/2)〔NCT05379985〕
【試験参加国】
米国
【原著】
N Engl J Med 2026;395:882-893. [PubMed: 42685317]
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