【未分化型甲状腺がん:一次治療(OS)】「ヴォトリエント+パクリタキセル+放射線療法」vs「パクリタキセル+放射線療法」

NRG/RTOG 0912(Lancet Oncol)                  

未分化型甲状腺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「パクリタキセル+強度変調放射線療法」に「ヴォトリエント」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。

ヴォトリエントパクリタキセル+強度変調放射線療法」治療を受けた88.9%の人がグレード3以上の有害事象を経験したが、「パクリタキセル+強度変調放射線療法」治療を受けた人(85.3%)との差はなかった。主なグレード3または4の有害事象は、嚥下困難(36% vs 29%)、放射線皮膚炎(22% vs 38%)、ATL上昇(33% vs 0%)、AST上昇(22% vs 0%)、口腔粘膜炎(14% vs 24% )。

【発表】

2023年1月18日

【試験名】

NRG/RTOG 0912(Phase 2)〔NCT01236547

【試験実施国】

米国

【原著】

Lancet Oncol 2023; 24: 175–86. [PubMed: 36681089]