「S-1」の1年投与による切除可能な胃がんの術後補助化学療法は、Phase 3試験『ACTS-GC』によってその有用性が示され、実施が推奨されている。『ACTS-GC試験』における5年生存率は71.1%。
一方,病理学的病期Ⅲ期にの人には、「S-1+ドセタキセル」併用療法が推奨されており、「S-1」単剤療法は「条件付きの推奨」とされている。
「S-1」治療の主な副作用は、貧血(90.1%)、食欲不振(61.1%)、下痢(59.8%)、白血球減少症(59.4%)、疲労(59.0%)、色素沈着(46.6%)、ビリルビン増加(46.0%)、AST増加(44.9%)、ALT増加(43.3%)、悪心(39.1%)、皮疹(32.5%)、口内炎(32.5%)、血小板減少(25.9%)、嘔吐(22.6%)。
【承認日】
1999年1月25日
【効能及び効果】
胃癌