【BRCA-like型乳がん:二次治療(PFS)】「ベリパリブ+シスプラチン」vs「シスプラチン」

SWOG S1416(Lancet Oncol)                    

転移を有するトリプルネガティブ乳がんと診断され、gBRCA変異はないが、BRCA-like型に分類された女性が、二次化学療法を考える場合、「シスプラチン」に「PARP阻害薬ベリパリブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

gBRCA検査で生殖細胞系列BRCA1/2遺伝子変異があった場合は、「gBRCA1/2変異陽性グループ」に区分された。gBRCA1/2遺伝子変異がなかった場合は、バイオマーカー解析が行われ、myChoiceによる検査でHRD遺伝子不安定性スコアが42以上、体細胞系列BRCA1/2遺伝子変異、BRCA1遺伝子プロモーター領域メチル化、生殖細胞系列で相同組換え修復遺伝子変異(BRCA1/2遺伝子を除く)のいずれかがあった場合は、「BRCA-like型グループ」に区分された。それ以外は「非BRCA-like型グループ」とした。

【発表】

2022年1月6日

【試験名】

SWOG S1416(Phase 2)〔NCT02595905

【試験実施国】

米国

【原著】

Lancet Oncol 2023; 24: 162–74.  [PubMed: 36623515]

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